アルゼンチン共和国のディアナ・モンディーノ外務・通商・宗務大臣が3月21日から23日まで、日本国外務省賓客として訪日する。昨年2023年12月にミレイ大統領が就任し、新政権が発足してからアルゼンチン政府要人として初の日本訪問になる。
滞在中、上川陽子外務大臣と会談及びワーキング・ディナーを行い、二国間関係や地域・国際情勢などについて意見交換を行う予定。そのほか、JICAやJETROなどを表敬訪問、またビジネスミーティング、マッチングを行う予定。
帯同企業の中には日本展開20年以上のアルゼンチンデザイン会社のJuana de Arcoのデザイナー及び社長のマリアナ・コルテス氏がいる。マリアナ氏は先に到着し数日前から東京ホォアナデアルコ青山店で精力的にファンとの交流会を実施しており、パラグアイのニャンドゥティやメキシコのアーティストのフリダ・カーロというデザインコンセプトを直接伝えている。
マリアナ氏は企業の社会責任や持続可能性を持つ衣料という起業時の理念を貫き、ブエノスアイレスで有名な観光地「パレルモソーホー」という最新のファッションとアートが集まる商業エリアを形成した先駆者の一人。
アルゼンチンは、日本と価値や原則を共有する「戦略的パートナー」であり、2023年には修好125周年を迎えた。特に上川大臣はWPS(女性、平和、保障)という国際概念を推奨しており、同じ女性外務大臣同士、さらなる友好関係の絆を深めることが期待されている。(アルゼンチン=相川知子さん通信)