ボルソナロ前大統領が今年2月のカーニバル期間中、自身のパスポートが没収された4日後に首都の駐ブラジル・ハンガリー大使館内に2日間に滞在していたことが米国ニューヨーク・タイムスの報道で25日に明らかになった。逮捕逃れで亡命準備かと推測されている。同日付G1サイト(1)(4)やCNNブラジル(2)(3)などが報じている。
ニューヨーク・タイムスによると、ボルソナロ氏がハンガリー大使館に身を寄せたのは2月12日のことだった。前大統領はこの4日前の2月8日に連邦警察の「テンプス・ヴェリタティス作戦」により、パスポートを没収されていた。連警の捜査は大統領選の結果を覆すクーデター行為に対するもので、前大統領側近のフィリペ・マルチンス容疑者が逮捕されるなど、緊張感の高まった日だった。