3月31日、21年間に及ぶ軍事独裁政権が始まる契機となった軍事クーデターが起こって60年が経過した。ルーラ政権はこの日に関する式典を行わず、閣僚たちが各自に声明を出し、民主主義の大切さを訴えた。同日付G1サイト(1)、メトロポレス(2)、フォーリャ紙(3)、カルタ・カピタル(4)などが報じている。
ルーラ大統領は3月上旬、軍事クーデター60周年に関する行事を行わないことを決めた。昨年の時点では、軍政時代に政治犯として捕らえられた人や殺害された人の遺族を招いてのイベントや、チリでの軍事クーデター50周年に合わせた人権記念館のようなものの建設なども考えられていた。