最高裁=「軍は権力の調停者ならず」=投票した全判事で見解一致

 最高裁が3月から行っていた軍の行動と従属の限界に関するビデオ審理の投票が進み、1日に、憲法には「軍が権力の調停者になりうる」との解釈はないとの判断が過半数に至った。同日付G1サイト(1)などが報じている。
 「軍の活動範囲の限度」に関する審理は、民主労働党(PDT)の訴えをうけたものだ。これは、ボルソナロ政権時代に、ボルソナロ派の国民中心に、憲法142条を「大統領は危機的状況に際し、連邦議会や最高裁に対して軍を差し向けることができる」と解釈する人が現れたことが背景にある。

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