織物卸売業者「Sanyotex」社長やブラジル日本棋院院長を務めた平松幸夫さんが3日、老衰のため亡くなった。行年90年。
愛知県出身。1956年にブラジルに移住し、Sanyotexに入社した。同社で2004年まで約40年間社長を務め、70歳で定年退職した。私生活ではブラジル日本棋院設立に貢献。ゴルフ愛好家でもあり、PLゴルフクラブの古参メンバーだった。
入院1カ月前までゴルフを楽しみ、一週間前まで囲碁などを行っていた。食事も移動もすべて一人で行っていたが、呼吸困難が発生したため、3月31日から日伯病院に入院した。
葬儀は既に行われ、追悼法要は15~19日の間にサンパウロ市サウーデ区の東本願寺で行われる予定。