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サンパウロ市で仕事の合間にサーフィン=超高級会員制クラブ年内完成

サンパウロ・サーフ・クラブサイトのトップページ
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 「美しい砂浜はリオのもの、サンパウロにはない」と言われて久しいが、南米最大都市のど真ん中に人工海岸が建設中だ。サンパウロ市南部の高級地域として名高いブルックリン地区に、会員制の豪華なレジャーセンター「サンパウロ・サーフ・クラブ」が建設されている。会員は人工ビーチ、波の出るプール、スパ、スポーツジム、ビーチテニスコートなどを利用でき、入会金は60万〜90万レアル(1800万〜2700万円相当)だと1月26日付テラ・サイトなど(1)(2)が報じている。
 この施設は、不動産持株会社の大手JHSF社のプロジェクトで、メインタワーの形が大文字の「X」に見える巨大な斜張橋オクタヴィオ・フリーアス・デ・オリヴェイラ橋の向かい、シダーデ・ジャルジン複合施設内に位置し、サンパウロ・サーフクラブ・レジデンスの住宅開発に統合される。完全なスポーツ・インフラを提供することを目的として、今年年末までに完成予定だ。
 アメリカン・ウェーブ・マシーンズ社製のハイテクノロジーを駆使したプールの全長は220m、波の長さは最大22秒で、大都会の真ん中でサーフィンを楽しむことが可能。レストランとバーを備えたラウンジ、椅子やパラソル、屋外プールを備えた屋外エリアも用意される。
 JHSF社は昨年7月、サンパウロ州ポルト・フェリス市にも超高級クラブ「ボア・ヴィスタ・ヴィレッジ・サーフ・クラブ」をオープンさせている。今回の新プロジェクトでは「本物の」ビーチフロント体験を提供することを目的としており、同社は「日光浴やビーチ・スポーツなど、砂浜でのあらゆるアクティビティができる雰囲気と環境」を再現できると説明している。
 クラブにはレストランやバーを備えたラウンジもあり、ビーチやサーフプール、大都会の眺望も楽しめる。マッサージ、サウナ、ピラティスを完備したスパ、屋内25mプール、最新設備を備えたジムなどがある。
 会員は屋内と屋外のテニスコート、プールサイドのビーチテニスコート、スカッシュ、ピックルボール、多目的スポーツコートも利用できる。
 すでに入会受付は始まっており、本人、配偶者、35歳までの扶養家族の計3人の家族会員の場合、入会金は90万レアル(約2700万円)、年会費は約2万5千レアル(約75万円)。個人会員の入会金は60万レアル(約1800万)、年会費は家族会員と同じく約2万5千レアル(約75万円)だ。
 詳しくは「サンパウロ・サーフ・クラブ」公式サイト(https://saopaulosurfclub.com/)で確認を。

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