在来種の品種改良と外来種導入が両輪となって、ブラジルの果実市場の潜在的生産力に注目が集まっていると13日付グローボ・ルラル(1)が報じている。
サンパウロ州のルイス・デ・ケイロス農業高等学校(Esalq)のセヴェリーノ・マチアス・デ・アレンカール教授によれば、ブラジルは地球上で最も多様な果物原種を持ちながら、それを十分に活用していない。「マッタ・アトランチカ(大西洋岸森林)だけで2千種類以上の原生果実を持っていると外国で話すと、誰も信じない。欧州と北米では新品種発見の可能性はほぼ枯渇状態」と指摘。