2019年4月12日朝、リオ市西部ムゼマ区で起きたアパートが入ったビル2軒の倒壊事故から丸5年が経った。24人の命を奪ったこの事故の裁判は、犯罪組織への恐怖から証言者が少なく捜査が進まない状況で、3被告は判決が下るまでは推定無罪で拘束されることなく過ごしていると12日付G1サイト(1)が報じた。
当時のムゼマ地区はミリシア(犯罪者の民兵組織)が支配しており、倒壊ビルもミリシアが建設、販売したものだ。21~23年には少なくとも23軒のビルが違法建築のために取り壊された。内3軒はミリシアが700万レを投じていたことも判明済みだ。