最高裁での特別職権(foro privilegiado)関連の審理で、2018年の判決(任期終了後の裁判の管轄は各々の立場に即した裁判所に移す)を覆す内容の票が過半数を超え、投票延期請求が出てもなお、新たな判断が出そうだと12日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じた。
今回の新規則により、特別職権を持つ公職の在任中およびその職務に起因して犯された犯罪を裁くのは常に最高裁などの特定の法廷となり、同公職を退任後もその職権は存続することになった。今までは、任務を離れてから起訴された場合や、起訴された後に任務を離れた場合は、どの裁判所が扱うかが問題になっていたが、今後は原則として、在任中か否かを問わず、起訴された犯罪行為が起きた時点の公職に見合う裁判所が担当することになる。判事らは、この新規則により複数の法廷を行き来することがなくなり、裁判がより迅速に判決に至ると見ている。