サンパウロ市のピナコテッカ美術館やブタンタン研究所をはじめとしたサンパウロ州内の200を超える公共物件が数日間にわたり、州関連のサイトで売りに出された後、削除されていたという疑惑が浮上している。15日付G1サイト(1)が報じている。
この疑惑は、州科学捜査協会(APqC)の報告で明らかになったものだ。それによると、サンパウロ市の黒人文化の美術館であるピナコテッカ美術館やワクチン研究などで知られるブタンタン研究所、カンピーナス市のカンピーナス農業研究所(IAC)の19世紀からの歴史的建築物などを含む、州内200を超える公共の建物が、見取り図や価格を付けて州関連のサイト(imoveis.sp.gov.br)で売りに出されていたという。