全国法務審議会(CNJ)のルイス・フェリペ・サロモン判事は15日、パラナ州連邦地裁のラヴァ・ジャット作戦(LJ)担当判事だったガブリエラ・ハルト氏、さらに現在のLJ担当判事と、二審を担当する第4連邦地域裁(TRF4)の判事2人に停職処分を課した。CNJの捜査により、LJの訴訟進行に不正があったとされたためだ。かつては「ブラジル史上最大の汚職捜査」とほめそやされ、ルーラ大統領を有罪、服役に導いたLJにまた一つ疑問を呈する判断が下された。同日付フォーリャ紙など(1)(2)が報じている。
CNJは、司法機関の構成員に対する苦情や陳述を受けて、その職権乱用や行政上の不正などを審査する内部規律是正のための組織。サロモンCNJ判事の判断で停職とされたのは、ハルト氏、パラナ州連邦地裁第13法廷でLJを担当するダニーロ・ペレイラ・ジュニオル判事、さらに、TRF4のトンプソン・フローレス判事、ロラッシ・フローレス・デ・リマ判事の計4人だ。