ルーラ大統領(労働者党・PT)は15日、大統領府で開かれた農地改革プログラム「テラ・ダ・ジェンチ(人民の土地)」の発表式典に参加した。これは、農村部における土地所有の不均衡を是正し、農地紛争を解決するために、土地取得のための新しい法的選択肢を提供することを目的としている。
新計画の中では、連邦政府の大口債務者の土地の所有権移転や、債務救済と引き換えに銀行、公営企業、州政府との農村部不動産の譲渡交渉により、新しく分配する土地を取得する選択肢がある。ルーラ大統領は「古い問題に取り組む新しい方法だ」と語り、このプログラムは土地占拠などの過激な方法をとらずとも農地改革を加速させられるとしている。