全国工業連合(CNI)とサンパウロ州工業連盟(Fiesp)、リオ州工業連盟(Firjan)が行った「数字で見る違法なブラジル」と題する調査によると、ブラジルでは22年だけで4535億レアルの経済損失が生じたと18日付G1サイトなど(1)(2)(3)(4)(5)が報じた。昨年のブラジルの国内総生産は10兆9千億レなので、その損害は4・6%に相当する巨額なものだ。
違法市場による経済損失算出に使われたのは、生産部門の組合や政府、世界保健機関や国際的な犯罪組織に対する世界規模のイニシアチブのような国際機関が提供する公式データで、違法に取引された商品の価値と徴収されなかった税金を集計。調査で扱った犯罪には密輸、海賊行為、商品や積荷の窃盗、財政上の詐欺や脱税、電気・水道などの公共サービスの窃盗が含まれる。