非政府団体のアムネスティ・インターナショナルが24日に発表した「世界における人権の現状」と題する報告書によると、ブラジルでは、警官による暴力や基本的権利にアクセスすることの難しさ、先住民族の土地の境界設定やキロンボーラ(黒人奴隷の子孫)の領土の所有権設定の遅れなどが問題となっていると同日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)(3)(4)が報じた。
156カ国の人権の現状についてまとめたこの報告書は、ブラジルについて183ページ中の5ページを割いており、23年は人権侵害との告発が前年比で41%増の340万件に達したと報じている。