患者が暴れ、入院待ち死亡=デング熱や風邪で病院満杯

デング熱の感染状況(26日更新の保健省公式サイト)
デング熱の感染状況(26日更新の保健省公式サイト)
感染や重症化を防ぐための予防接種(©Tomaz Silva/Agencia/Brasil)
感染や重症化を防ぐための予防接種(©Tomaz Silva/Agencia/Brasil)

 新型コロナのパンデミックの時期の医療崩壊ほどではないが、医療機関が満杯で、対応の遅れや患者による暴行、入院待ちで死亡する例が起きている。
 患者による施設破壊の一例は、23日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた、連邦直轄区レカント・ダス・エマスの救急診療所(UPA)で22日に起きた、機材破壊と職員への暴行事件だ。同UPAではその日、小児科医2人と内科医5人が対応していたが、対応の遅れに立腹した患者が警備員に暴行の上、喧嘩をし、コンピューターや機器を投げつけ、仕切りなどを蹴ったりする様子は地元新聞や看護助手・技術者組合のメンバーによる動画などで広まった。

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