アルゼンチンと中国の関係は、ハビエル・ミレイ政権下で一気に冷え込んでいる。ミレイ氏は選挙中に中国との取引を拒否する姿勢を示し、大統領になった後もその方針を維持し続けた結果、両国の貿易は減少。今年3月にはついに、中国はアルゼンチンの貿易相手国2位から脱落したと、27日付CNNブラジル(1)が報じている。
アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC)が発表した同国の貿易に関する最新報告書によると、欧州連合(EU)が今年3月、貿易相手国第2位に浮上。中国は第3位に落ちた。中国への輸出額は前年同月を24・2%下回り、輸入額も同34・9%減った。