【既報関連】4月29日付G1サイト(1)によると、「ポップスの女王」世界的歌手マドンナが同日朝、プライベート・ジェットでリオ市のトム・ジョビン国際空港に降り立った。5月4日にコパカバーナ海岸で開催される入場無料のコンサートには、なんと150万人以上の観客が集まると予想されている。
マドンナと子供たちが乗ったプライベート機は格納庫付近に降り立ち、そこから民間機エリアを通らずに空港を後にし、直接滞在先の老舗ホテル「コパカバーナ・パレス」へと向かった。同ホテルには同コンサートのために設営されたステージの向かいにあり、ホテルとステージを結ぶ特別通路も設置された。
マドンナは、彼女の40年のキャリアを祝うワールドツアー『セレブレーション・ツアー』の最終公演地としてリオを選んだ。昨年10月に英ロンドンを皮切りに、欧州、北米、メキシコで締めくくる予定だったが、今年3月にコパカバーナ・ビーチでの最終パフォーマンスを行うことを急きょ発表していた。
マドンナがブラジルで公演するのは12年ぶり、4回目だ。キャリア最大のショーにはスペシャルゲストとして米国人DJのディプロが発表された。
彼女はこのコンサートのために200人からなるチームを引き連れ、飛行機3機分の計270トンの機材を運び込み、本番に向けて準備を進めている。
コパカバーナ・パレスホテルの全239室の客室のうち、90部屋がスタッフ用に利用され、ホテル内にはマドンナ専用の三つのプライベート・スポーツジムが設置される。
設営されたステージの幅は24メートル、面積は821平方メートルで、これまでのツアーの2倍の大きさ。メインステージの構造物に加えて、移動用に三つの歩道と、一つのエレベーターが設置される。
コンサートのためだけに45個の衣装トランクが運び込まれ、その中には、振り付け用のボクシンググローブ40個などが含まれるのだという。
コンサート当日の4日、19時からDJらによる演奏が開始され、20時はDJのディプロが前座を飾る。マドンナの登場は21時45分頃を予定しており、約2時間の公演はグローボ局で生中継される。