「国民の権利」牛肉食べられず=経済危機のアルゼンチン国民

価格上昇により年間牛肉消費量が昨年比で18・5%減(4月30日付G1サイトの記事の一部)
価格上昇により年間牛肉消費量が昨年比で18・5%減(4月30日付G1サイトの記事の一部)

 バーベキュー好きで知られるアルゼンチン人だが、経済危機の深刻化で消費が30年来で最低水準に落ち込んでいる。一人当たりの年間牛肉消費量は1年間で18・5%も減少し、肉屋の売り上げが低迷したことで価格を押し上げ、多くの人が肉料理「アサード」を楽しむことが難しくなっていると4月30日付G1サイト(1)が報じた。
 オープンデモクラシーサイト23年4月10日付記事(2)の冒頭には《アルゼンチンで牛肉を食べることは、国家アイデンティティの一部であるだけではなく、事実上、歴史によって保証された国民の権利です》とある。

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