岸田文雄総理大臣が4日(土)にサンパウロ市入りすることが正式に発表されたのを受け、ブラジル日本文化福祉協会(文協、石川レナト会長)は総理歓迎会を同日午後に開催することを明らかにし、参加希望者は同日午前11時30分から午後0時15分までの間に文協ビル大講堂(R. São Joaquim, 381 – Liberdade)に集まるように呼びかけている。秒刻みのスケジュールになっており、岸田総理の日系社会やビジネス関連の交流に賭ける意気込みがうかがえる。
岸田総理は同日、パラグアイからサンパウロ入りし、大講堂で行われる歓迎会に出席して日系社会向けのメッセージを講演する予定。大志万学院や赤間学院の児童生徒ら約200人が日伯旗で出迎え、各県人会代表者らも参加する予定という。
その後、約100人のサンパウロの主要日系団体や地方文協の代表者との昼食会に臨む。岸田総理の地元の広島県人会代表や被爆者は、こちらに参加するという。白石テルマシェフによる弁当形式で、北海道文化福祉協会が焼きホタテなどを提供するとの話も出ている。
その後、イビラプエラ公園で開拓先亡者慰霊碑参拝や日本館およびジャパンハウス視察を経て、サンパウロ大学法学部での中南米政策スピーチ、アウキミン副大統領との懇談後に、ジェトロが主催するビジネスフォーラムに出席する予定。内外記者会見を開いた後、帰国便に乗るという。