日本庭園の改修オープン式=エスペランサ婦人会の寄付で

テープカットの様子

 ブラジル日本文化福祉協会評議員会後の午前11時、出席者らはそのまま文協ビル前の文協庭園に移動して、改修工事後の再オープン式典を行った。この改修工事を担当したのはブラジル日本移民史料館の山下リジア運営委員長で、ベネジット・アブド氏がボランティアで設計した。岸田文雄総理大臣が文協ビルに立ち寄った際も、この日本庭園を案内する予定になっているという。
 この日本庭園には、二宮尊徳像や小泉純一郎、安倍晋三元総理が揮毫した言葉を刻んだ記念碑、麻生太郎外務大臣(当時)が植樹した木などがある。以前は土道だったが、現在は石畳が設置され、雨の日でも靴を汚さずに入れるようになった。
 この改修費用は、昨年解散したエスペランサ婦人会が寄付した25万レアルの一部が使われており、当日も倉持恵美子会長ら8人が出席した。

倉持会長(左)らエスペランサ婦人会の皆さんに蘭をプレゼントする石川会長。奥が同婦人会の皆さん

 最初に石川レナト文協会長と倉持会長がテープカット。その後、参加者らが記念写真撮影を行った。石川会長は「日本庭園がとてもきれいになった。エスペランサ婦人会が素晴らしい社会貢献を遺してくれた」とお礼を述べると、倉持会長は「こちらこそ、今まで長い間、いろいろありがとうございました」と感謝の言葉を返した。

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