4月28日からの豪雨で未曽有の大水害に見舞われているリオ・グランデ・ド・スル州では、6日朝の発表による死者が83人、行方不明者が111人に増えるなど、状況の深刻さが日毎に増しているが、5日には大統領や上下両院議長、財相らの閣僚が現地を視察、ローマ法王もミサで祈るなど、国内外からの様々な形の支援の手が伸ばされている。
リオ・グランデ・ド・スル州知事が宣言した通り、同州では、5日深夜に流れた死者78人、不明105人という数字が、6日9時には両方共、死者83人、不明111人に書き換えられた(6日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)参照)。また、昼過ぎの時点の被災市は496市中364、被災者は87・3万人超で、親戚や知人宅に退避した人は約12万9200人、避難所に逃げた人も2万人強いる。負傷者は291人、水害との関係確認中の死者も4人いる。