サンパウロ州地裁は3日、サンパウロ市議会が2日に行ったサンパウロ州水道公社(Sabesp)民営化法案の承認手続きを無効とする判断を行った。2日付G1サイトなど(1)(2)が報じている。
この決定はサンパウロ州地裁第4財政法廷のセリーナ・キヨミ・トヨシマ判事が行ったもので、エーリオ・ロドリゲス市議(労働者党・PT)の訴えに応えたものだ。
それによると、サンパウロ市議会は、同判事が4月17日に行われた1回目の投票後に下した、「予定されていた9回の公聴会を行い、民営化した場合に起こりうる影響に関する研究なども討議しない限り、2度目の投票は認めない」との判断を順守していなかったと判断された。