国家原油庁(ANP)が6日、リオ・グランデ・ド・スル州限定でガソリンとディーゼル油へのバイオ燃料の混合率を引き下げを認める一時的な緊急措置を採ることを決めたと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
ブラジルでは、ガソリンには最低27%のエタノールの混合、ディーゼル油には最低で21%のバイオディーゼル油の混合が義務付けられている。同州の場合、エタノールやバイオディーゼルはタンク車か鉄道による陸運でエステイオやカノアスの物流拠点に届けられるため、4月28日からの豪雨で高速道などの幹線道や鉄道が冠水や土砂崩れ、落石その他の理由で寸断されている現状では、燃料の安定供給や確保が困難になっている。