□街角ちょっと見□総理に〝日伯融合の味〟提供

林禎二大使から説明を受けながら、美味しそうに弁当を食べる岸田総理

 

 岸田文雄内閣総理大臣は4日、サンパウロ市のブラジル日本文化福祉協会大講堂での講演の後、地下の文化スペースに移動し、日系団体代表者など約180人との昼食会に臨んだ。レストラン「藍染」シェフの白石テルマさんが弁当形式の和食を準備した。
 北海道協会が特別に提供した日本産のホタテに加え、ブラジル食材を使った和食もメニューに組み込まれていた。例えばパラナ松の実ピニョンを栗替わりに使った炊き込みご飯、北東伯特産の野菜マシシ(maxixe)の漬物、移民が梅干しの代用食として発明した花梅、椰子の樹の芯ププーニャを入れたキンピラ、デザートにはゴヤバーダにチーズ入り白餡子を重ねたロメウ・イ・ジュリエッタなど〝日伯融合の味〟が提供された。

 岸田総理の横には林禎二駐伯日本国大使が座って説明をしながら、使節団の皆さんも舌鼓を打っていた。レジストロ日伯文化協会の高橋国彦会長は「レジストロ特産のププーニャを入れてもらって嬉しい。しかもとっても美味しく仕上がっている」と感激した様子だった。(深)

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