文協ら物資寄付呼びかけ=リオ・グランデ・ド・スル州支援「SOS SUL」

 ブラジル日本文化福祉協会(文協)など6つの日系団体が7日、洪水被害の続くリオ・グランデ・ド・スル州への支援物資寄付キャンペーン「SOS SUL」を開始した。同キャンペーンでは、水や洗剤、衛生用品などの寄付品を集め、現地へと送る。寄付品は、サンパウロ市リベルダーデ区の文協ビル(Rua São Joaquim, 381)6階のブラジル日報協会で受け付ける。受付時間は月~金曜日午前9時~午後5時30分まで。
 受け付ける寄付品は以下の通り。飲料水、ほうき、掃除用水かき、漂白剤(1リットル)、バケツ、消毒剤(1リットル)、洗剤(500ml)、粉末洗剤、たわし、掃除用スポンジ、スチールスポンジ(8個入り)、多目的クリーナー、ラテックス手袋(2枚1組)、フロアクロス、固形石鹸(5個入り)、100リットルゴミ袋、石鹸、シャンプー、リンス、歯ブラシ、歯磨き粉、デンタルフロス、髭剃り、石鹸、消臭剤、くし。

寄付金キャンペーン告知画像

 キャンペーン協力団体は、文協、ブラジル日報協会、ブラジル日本都道府県人会連合会、サンパウロ日伯援護協会、ブラジル日本青年会議所(JCI Brasil-Japão)、NEB (Nikkey Empreendedores do Brasil)、アリアンサコーヒー農園。
 各団体代表は寄付の協力を呼び掛けるとともに、同キャンペーンを騙る詐欺の発生を懸念し、「電話やメッセージで寄付金を募ることはしていませんので、ご注意ください」と語った。
 8日付ブラジルメディアの報道によれば、洪水による死者は100人、行方不明者は128人にのぼっている。リオ・グランデ・ド・スル州497町中、401町が被災し、約4万8799人が避難所にいるという。

最新記事