ルーラ大統領(労働者党・PT)が法令裁可時に行使した拒否権の内容について分析するため、9日に下院と上院が合同会合を開いた。審議対象となる拒否権行使34件中、30件は議会審議も妨げている。これらの問題の中には、2024年度基本予算法の委員会による議員割当金や服役囚の一時的な外泊(サイジーニャ)禁止法案がある。9日付ポデール360(1)が報じた。
ポデール360によると、ルーラ大統領の支持基盤である政党議員らは、大統領が拒否権を行使した委員会による議員割当金56億レアルの内、36億レアルの開放に合意したことで、この件での行政府の敗北を回避できると考えている。