上川(かみかわ)陽子外務大臣は10日、南大河州の洪水被害について、マウロ・ヴィエイラ外務大臣宛てに、以下のお見舞いメッセージを伝えた。
「この度、ブラジル連邦共和国リオ・グランデ・ド・スール州において発生した豪雨による洪水によって、多くの尊い命が失われたとの報に接し、大変心を痛めております。犠牲になられた方々に心からの哀悼の誠を捧げるとともに、御遺族に対し謹んでお悔やみ申し上げます。被害に遭われた方々の御快復と被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げるとともに、ブラジル連邦共和国への強い連帯の意を表します」
この大洪水に関して10日、同州を管轄する在クリチバ日本総領事館に問い合わせをしたところ、三井靖広総領事から次の返答があった。
「リオ・グランデ・ド・スール州の水害被災者の皆様に心からお見舞い申し上げます。日本では、地震・水害等、自然災害が頻繁に発生するので、そのつらさはよくわかります。また、ポルトアレグレは私にとって第二のふるさととも言える場所です。友人やお世話になった方々の顔が思い浮かぶほか、私が住んでいたアルベルト・ビンズ通りにも水が来たのではと想像し、とても心配しています(徐々にではあるも水は引いてきていると伺い、この瞬間、少し安心しているところです)。心からの憂慮をする一方で、ガウーショたちは必ずこの被害を乗り越えると確信しています。日系社会を含むリオ・グランデ・ド・スール州の皆様との連帯をここに表します」
「今後、支援を検討しているか」との本紙の質問に、「日本政府は、ブラジル側から要請があった場合に、すぐに支援を出せるよう準備を進めています。また、企業の方々から支援をしたいがどうしたらいい?という質問が来ています。リオ・グランデ・ド・スール州が発表した義援金振込口座をお知らせしています」と回答した。