【既報関連】4月末からの豪雨で大水害に見舞われたリオ・グランデ・ド・スル(RS)州では、強雨の可能性が薄れ、増水が続くパトス湖周辺以外は水も引き始めた。避難所の収容者などはまだ多いが、水が引き始めた所では清掃に取り組む市民の姿も増えるなど、生活再建への動きも見え始めた。
同州史上最悪の自然災害は州全域に爪痕を残し、水が引き始めて初めて、被害の甚大さが見え始めた地域や停電や断水が続く地区もあるなど、被害の全容をつかむのが難しい状態が続いている。また、16日は厳しい寒波が残り、雨も降り始めたが、雨脚は強くなく、グアイバ湖の水位は引き続き低下するなど、少しずつだが、ピークは越えたと感じられるようになり始めた。