RS州大水害=特別相は州都排水最優先=サンパウロ州から大型ポンプ移送=仮設都市建設や町移転も

空軍機に積み込まれたモーター付きの大型ポンプ(Divulgação/Sabesp)
空軍機に積み込まれたモーター付きの大型ポンプ(Divulgação/Sabesp)

 【既報関連】リオ・グランデ・ド・スル(RS)州で発生した大水害からの復興・再建を指揮するために指名されたパウロ・ピメンタ復興・再建特別相が16日、州都ポルト・アレグレや周辺市に溜まった水の排水を優先すると発言し、サンパウロ州水道公社が所有する大型ポンプの移送作業も始まった。他方、州政府は、避難所の人々を収容する仮設施設を集中的に建設する〝仮設都市〟建設、町全体を移転させるなどの構想を打ち出すなど、復興・再建に向けた動きが具体化し始めた。
 4月末からの豪雨で州全域に非常事態宣言が出るという前代未聞の事態に陥ったRS州では、17日9時の報告(17日付RS州公式サイト(1)参照)でも、7万8165人が避難所、540万192人が親戚宅などに身を寄せている。これは、家屋倒壊などの被害に遭った人だけでなく、浸水被害などで自宅に戻れない人も相当数いることを示している。

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