ブラジルは電動垂直離着陸機(eVTOL)「空飛ぶ車」の世界的な主要市場の一つになりそうだ。サンパウロ市で21〜23日の日程で開催された「第2回エキスポeVTOL」を主催するムンド・ジェオ社調査では、すでに世界中で1万台以上のモデルが注文されている。ブラジルは、米国と中国に次いで3番目に大きな市場であり、既に780台の注文が入っていると22日付オ・グローボ(1)が報じた。
同見本市では、少なくとも2社のブラジル企業が旅客輸送モデルを発表。出展企業のひとつGohobby社は、中国市場で事業展開する中国企業EHang社のブラジルにおける販売代理店で、eVTOLはすでに中国で運用開始されている。ブラジルでは民間航空監督庁(Anac)とブラジル領空を管理する領空管理局(Decea)から運用テストが許可されている。