サンパウロ市緊急管理センター(CGE)による計測で、26日は最低気温13・6度(極南部では12・7度)と今年一番の寒さを記録し、日中も16度を越えないと判断されたことで、サンパウロ市市役所が27日に市内5カ所に路上生活者用のテントを設置し始めた。
26日付アジェンシア・ブラジル(1)によると、18~24時はスープやパン、ホットココア、お茶、水などを提供した上、毛布を配り、市内の収容施設まで運ぶ。
市内の収容施設には、路上生活者が一時滞在するための緊急受付スペースが1200人分用意される。また、未明に路上にいる人達を積極的に探す活動に既に従事している職員590人の他、特別社会的アプローチサービス(SEAS)向けに191人を補強する意向だ。
施設に収容することが必要と見られる路上生活者を見かけた時、市役所に通報する社会的アプローチ用の専門ダイヤルは156だ。通報は匿名で行われ、寒さにさらされている人達がいる場所と路上生活者の特徴を知らせればよい。
CGEは26日の時点で、27日の気温は13~20度、28日は12~22度と予想していたという。