ベネズエラ政府が7月に控えた大統領選を監視するための欧州連合(EU)への招待状をキャンセルし、物議を醸している。28日付フォーリャ紙(1)などが報じている。
招待状の撤回は、同国の全国選挙委員会(CNE)のエルヴィス・アモローゾ委員長が28日に明らかにした。同委員長はメディア向けの声明で、「わが国に対する制裁を解除もせずに来るようでは名誉ある人物とはいえない」「我が国に対する新植民地主義的・介入主義的なやり方を知りながら、彼らの参加を認めるのは不道徳」との表現で、招待状撤回を正当化した。EUは2017年以来、米国がベネズエラに課している、政権メンバーに対する制裁を含む経済措置を支持してきた。