『日本映画からみる日本の心』=布施直佐さんオンライン講演会

 ブラジル日本文化福祉協会(石川レナト会長)の国際交流委員会は8日午後4時から約1時間、オンライン会議アプリ「ZOOM」上で、昨年から開催しているオンライン勉強会「日本の心を学ぶ」の本年度第3回『日本映画からみる日本の心』(主にポ語講演)を行う。講演者は月刊誌『ピンドラーマ』編集長の布施直佐さん(なおすけ、59歳、東京都出身)。
 布施さんは東京外語大学時代から映画に熱中。40歳で当地に渡ってきた後も文協水曜シネマ上映担当となり、同担当を2005~15年まで務めた。今回は「日本映画を通して家族、恋愛事情、女性像などがどう変わってきたか説明したい」という。
 当日は、時代劇では『長恨』(伊藤大輔監督、1927年)、『座頭市物語り』(三隅研次)、ドラマでは『麦秋』(小津安二郎、1951年)、『家族ゲーム』(森田芳光、1983年)、恋愛では『乱れ雲』(成瀬巳喜雄、1967年)、女性像では『めし』(成瀬巳喜雄)などを紹介。やくざ映画、ドキュメンタリー、季節、巨匠、最近のお薦めなども取り上げ、1分程度の紹介映像を含め約30本を紹介するという。
 予約不要だが、先着100人の入場制限がある。入場はフライヤーのQRコードから行うか、ZOOM入場URL〈https://us02web.zoom.us/j/84053323334〉から直接行う。問い合わせは文協(site@bunkyo.org.br)まで。
 文協理事の林まどかさんは「日本語を理解し、その精神文化に精通する日系人は著しく減少しているのが現状です。今後のブラジル日系社会を支える次世代の後継者育成が急務です。この勉強会を通して次世代育成をしたいので、ぜひ周りの若い日系人に薦めてください」と述べた。
 過去の同勉強会動画は文協のYoutubeチャンネル(https://www.youtube.com/playlist?list=PLoH0wFnTpBLvg5jAF1OjmuoQ7UkM92nQM)から見られる。

『日本映画からみる日本の心』の告知画像

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