ゴイアス州プラナルチーナ・デ・ゴイアス市で起こった凶悪犯罪が、地域住民を震撼させている。若干15歳の少女が首を刺されて殺害され、乳房をもぎ取られ、片脚と片手を切断された状態で、犯人宅裏庭にある井戸の底から見つかった。容疑者は65歳の高齢者で、少女と40日以上前から金銭的利害を伴う恋愛関係にあり、犯行を自白している。8日付コレイオ・ブラジリエンセなど(1)(2)(3)が報じた。
被害者アンナ・カロリーナ・シルヴァさんの失踪から10日以上経った6日、捜査によって彼女の遺体が発見された。少女には家出歴があり、幼い頃に両親が離婚して父親側についた後、2021年以来母親と音信不通になっていた。
容疑者は取調べに対し、アンナさんにバス停で声をかけられ、その際に自宅で荷物を数個預かってほしいと頼まれたという。容疑者は性的関係を持つことを条件に、少女の依頼に同意した。「被害者は容疑者宅で寝泊まりはしていなかったようだが、昼間はそこに滞在し食事を作っていた。容疑者は少女にお金も払っていた」と、事件を担当する警部は説明した。
容疑者はすでに離婚していたが、その状況を元妻に知られ、「若い女を家から追い出して、すぐに関係を終わらせて」と強く言われたため、アンナさんに家から出て行くように頼んだ。しかしアンナさんはそれを拒否し、容疑者とその家族を殺すと脅迫を始めたという。
容疑者によると、アンナさんは麻薬取引をしている友人に電話して、更なる脅しにかかろうとしていたという。さらに少女が別の男性と訪れ、別の州に引っ越すために一部の物品を持ち出し、もし容疑者がそれを禁止する場合は告発すると述べたのだという。
そして5月31日、少女が薬物を使用して朦朧とした時を見計らい、男は彼女の首を刺した。それでも気が収まらず、彼女の胸と脚に攻撃し、乳房を引きちぎった。「これは彼が怒りにまかせて行動したことを示しており、想像を絶する残忍さであることは間違いない」と警部は語った。
容疑者は遺体を始末しようと裏庭の井戸に投げ込み、翌日、建材店へ行き、穴をふさぐためのセメントを買った。
逮捕された容疑者は殺人と死体遺棄で起訴されるが、性的搾取など他の犯罪で起訴される可能性もあると報じられた。