リオ・グランデ・ド・スル(RS)州大水害で負傷した動物の治療に、川魚「ティラピア」の皮から作られた医療用傷パッド(生物学的包帯)の使用が開始されることで注目を集めている。北東部のセアラ連邦大学(UFC)が開発したこのパッドは、傷口を覆ったまま長く密着して交換回数を減らし、動物の体液損失を防ぐ。ティラピアの皮はコラーゲンを豊富に含み、損傷部分の再生を促進し治癒を早めることが期待されている。13日付G1サイトなど(1)(2)が報じた。
UFCではこの研究を2015年から行なっており、ティラピアの皮を医療用に加工する技術について、2023年1月に国家工業所有権院(INPI)から特許を取得した。