国際経営開発研究所(IMD)が発表した「世界競争力年鑑(WCY)」2024年度版で、ブラジルはランキングを二つ下げ、評価対象67カ国中、62位となった。ブラジルの経済成長は一部で良好な成績を示す一方で、公共部門と民間部門の効率性が問題視されており、それが全体の競争力を押し下げる要因となっていると、18日付CNNブラジル(1)が報じた。首位はシンガポールで、スイス、デンマークが続く。日本は去年より3ランク順位を落とし、38位に入った。
同ランキングでは、各国の経済の比較優位性が分析され、成長、社会福祉、インフラが評価される。同じ条件下でどれだけ優れているか、または劣っているかを評価する指標であり、各国政府や企業がどこに努力を傾けるべきかをよりよく評価するための目安となる。