19日、中央銀行通貨政策委員会(Copom)が経済基本金利(Selic)を10・50%に据え置くことを決め、7回続いた切り下げサイクルが一時中断した。これは予想通りの動きだったが、労働者党(PT)関係者の中には、連邦政府側の理事のガブリエル・ガリポロ氏が無力だとして、次期中銀総裁の座は遠のいたと見る向きが出ている。同日付G1サイト(1)(2)などが報じている。
今回のSelicは、委員9人の意向が全員一致しての10・50%据え置きだった。前回の5月8日に0・25%の切り下げに終わった時は、5人が0・25%ポイント(P)減、4人が0・50%P減と意見が割れていた。