サンパウロ市市長選=現職副候補選びで混乱=前大統領の無理押しで=連立与党や議会が反発

前大統領とメロ・アラウージョ氏(左)(Instagram)
前大統領とメロ・アラウージョ氏(左)(Instagram)

 サンパウロ市市長選で再選を目指すリカルド・ヌーネス市長(民主運動・MDB)の副候補にジャイール・ボルソナロ前大統領(自由党・PL)が強く推すリカルド・デ・メロ・アラウージョ氏(PL)が就くことが決定的となった。だが、メロ氏に対しては連立政党内部、サンパウロ市議会から強い反対の声が上がっており、ヌーネス氏自身も本意ではないとみられている。20日付フォーリャ紙(1)などが報じている。
 メロ・アラウージョ氏がヌーネス氏の副候補になることは、20日に各報道機関が、ヌーネス氏の選挙キャンペーンを支援するタルシジオ・デ・フレイタス・サンパウロ州知事(共和者・RP)が「21日にメロ・アラウージョ氏を副候補と発表する」と報じたことで、決定的なものとして捉えられた(2)

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