中島ロベルト連合会会長=「とても誇りに感じている」

FEANBRA会長の中島ロベルト一義さん

 「日系団体責任者として責任と共に、とても誇りを感じています」――ブラジル中西部日伯協会連合会(FEANBRA)の会長を昨年から務める中島ロベルト一義(かずよし)さん(55歳、3世)は、そう胸を張った。
 連邦議会で18日に日本移民116周年式典が行われた際、出身地を聞くと聖市近郊のリオ・グランデ・ダ・セーラ市だと答えた。サントスから鉄道で海岸山脈を越えた最初の町。サンパウロ市からだとCPTMでリベイロン・ピーレスの先だ。
 日本語が達者な理由を尋ねると、「お爺ちゃん、お婆ちゃんが厳しい人で、家では日本語ばかりだった。小さい頃から習っていた」とのこと。「1989年にデカセギに行って、そこで妻と知り合い、5年ほど行ったり来たりを繰り返した後、彼女の実家がブラジリアだったのでここへ来た」という。2015年には日本国外務省研修生として訪日した。
 前連合会長の安永邦義さんに「サッカーやろう」と誘われて手伝うようになり、気が付いたら会長を任されていた。ゴイアス日伯協会、パラカトゥ日伯スポーツ文化協会、アルカジ農村文化協会、ヴァルジェン・ボニータ日伯スポーツ文化協会、モデル校、ブラジリア農村文化娯楽協会(インクラ)など6団体の連合会だ。
 「今年も来年も日本から首相や皇室などが来られると聞いているので、首都日系人として我々もしっかり受入れしなくては」と力を込めた。

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