アマゾナス州では121年間で最悪とされた昨年以上の干ばつが予想され、当局が水や食料を蓄えておくように求めるなどの動きが活発化。アマゾン地域の干ばつは全国にも干ばつや火災多発などの影響を及ぼす上、川の水位低下による水運停止などによる経済活動への影響も懸念されている。
国立アマゾン地方調査院(Inpa)によると、アマゾナス州での少雨、干ばつは2023年の干ばつの影響が残っているため(26日付18オーラス・サイト(1)参照)だ。5月6日付CNNブラジル(2)によると、同州政府は5月6日も干ばつに対する対策などを協議している。同州では昨年10月にネグロ川の水位が13・59メートルを切り、1902年の計測開始以降最悪とされたが、昨年の水位は13メートルも切った。今年はこれ以上の干ばつとなると見られている。