1日、ルーラ大統領の中銀批判発言後にドル高が加速し、2022年1月以来の高値を記録した。この背景には、中銀批判だけでなく、財政均衡法(アルカボウソ)不達成や財政赤字の急拡大予測が市場からの不安感の高まりがあると、1日付G1サイトなどが報じている。1日付G1サイト(1)などが報じている。
1日のサンパウロ証券取引所(B3)は大いに荒れた。ドルが一時5・68レアルまで急騰。終値も5・6527レアルと、2022年1月以来の高さとなった。今年の3月28日までは5レアルを切っていただけに、急激なドル高が続いている。ドルは2日も5・7007レアルに達した後、少し下がり、16時現在では0・37%増の5・6737レアルとなっている。