東洋街下町に多言語ラジオ局=移民・難民向けに24時間放送

「ミグランテス・ウェビ・ラジオ」設立者のミゲル・アウマダ氏(1日付テラ・サイトの記事の一部)
「ミグランテス・ウェビ・ラジオ」設立者のミゲル・アウマダ氏(1日付テラ・サイトの記事の一部)

 サンパウロ市セントロに位置するリベルダーデ区(東洋街)下町グリセリオ地区には、移民や難民を対象とした24時間放送ラジオ局(https://radiomigrantes.net/)がある。南米チリの元独裁者ピノチェト政権から逃れてきたミゲル・アウマダ氏によって運営されており、多言語で番組が提供されている。多くの外国人が集まる場所で、同ラジオ局は彼らの文化や情報を広める役割を果たしている。6月25日付テラ・サイト(1)が報じた。
 同地域は19世紀以来、セントロに位置しながらも旧市街特有の衰退や疎外された周縁的な人々が集まる特徴を持っていた。ここにスタジオを構える「ミグランテス・ウェビ・ラジオ」は、母国語を聞きたい外国人にとって24時間にアクセスできる貴重な情報源だ。

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