サンパウロ友の会の橋本孝子総リーダー(80歳、福井県出身)が、5月22~23日に東京で開催された全国友の会中央部主催「全国友の会大会」に参加した報告をしに、27日に編集部を訪れた。同中央部からは、リオ・グランデ・ド・スル(RS)州の大水害で本部施設が直撃を受けて苦しむ南日伯援護協会への10万円を預かり、当協会を通して渡した。
友の会は、今年創刊121周年を迎える月刊誌『婦人之友』(婦人之友社)の愛読者の会。サンパウロ市以外にモジ市、コロナ禍まではリオ市にもあった。今年創立70周年を迎え、最盛期にはサンパウロ市だけで会員数150人を数え、毎月3回ほども集まるなど活発に活動していた。現在は30人ほどだが、昨年10月にも生活に役立つ情報の展示会「生活展」を開催するなど活動を続ける。
同大会は創立者である羽仁もと子案家計簿創立120周年を記念したもので、初日は自由学園記念講堂で、二日目は日本教育会館一ッ橋ホールで開催され、対面とオンラインでそれぞれ約1400人が参加した。
ブラジルから参加した橋本さんは「韓国やロサンゼルスからも参加があり、各団体の発表の際に会員数が公表されるが、何人減という言葉が多く聞かれ残念に思った」というが、「90歳を過ぎた方もしっかりと発表されている姿に感銘を受けた。我々も年齢を理由に活動停滞など言い訳できないと肝に銘じました」と笑顔を浮かべた。