「我々子孫は忘れてはいけない」=戦中の親世代への迫害見直し=宮村さん、恩赦委員会の意義強調

『Isolados em um Território em Guerra na América do Sul』を手に、当時の両親の気持ちを思いながら講演する宮村さん

 「ここに書かれていることを、我々子孫は忘れてはいけない。この本を読むと胸が痛くなる」――月に一度開催される日本歴史ポ語講座(宮村秀光主催)がサンパウロ市の日本語センターで6月29日午後、第2次世界大戦中に起きた「サントス強制退去退去事件」をテーマに行われ、宮村さんのそんな言葉に約30人が耳を傾けた。
 最初に、6月8日に清和友の会が実施した「日系社会遺産遺跡巡り」のサントス強制退去事件の跡地巡りの報告が行われ、続いて7月25日にブラジリアで行われる本事件に関する連邦政府の謝罪を審議する恩赦委員会の意義が語られた。

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