新しい証券取引所の本拠地として、リオ市が正式に選ばれた。新取引所はサンパウロ証券市場(B3)に匹敵し、ブラジル金融市場における競争拡大と取引コストの引き下げを目指しており、2025年末に運営を開始する予定だと、3日付ヴァロール紙など(1)(2)が報じた。
これは電子取引に特化した企業「アメリカス・トレーディング・グループ(ATG)」が10年がかりで進めてきたプロジェクトの成果で、3日にリオ商業協会(ACRJ)で行われた発表イベントには、同社のクラウディオ・プラコウニクCEO(最高経営責任者)やリオ市のエドゥアルド・パエス市長(社会民主党・PSD)、資金提供を行うアラブ首長国連邦の投資ファンド「ムバダラ・キャピタル」の代表者などが参加した。