中国の電気自動車メーカーがブラジル市場での圧力を増しており、既にブラジルに定着しているメーカーは連邦政府の「緑のモビリティと革新(Mover)プログラム」を推進力とし、反応を始めている。6月3日付ヴェージャ誌(1)が報じた。
ブラジル自動車産業界には2032年までに1420億レが投じられる見込みで、中国の自動車メーカーとの競合と電気自動車の進展という二つの大きな流れは不動だ。ブラジルに定着しているメーカーは、環境に配慮し、安全性の高い自動車に対する工業製品税(IPI)の減免を目指したMoverプログラムの後押しを必要としてきた。その進化の方向性は世界的な電気自動車の流れと合致しており、完全な電気自動車とガソリンハイブリッドの両方の普及を目指している。