1582人が挑む=日本語能力試験6都市で

教室へ向かう受験生

 日本語の能力を測定し、認定する「日本語能力試験」(JLPT)の2024年第1回が7日、世界各国で行われた。ブラジルではサンパウロ市をはじめ全6都市で実施され、受験生が日ごろの勉強の成果を発揮した。
 国際交流基金が主催し、ブラジルではブラジル日本語センターが実施する。同試験は日本語を母語としない人を対象にした、世界最大規模の日本語試験。N1~N5の5つのレベルがあり、N1が最も難しい。年2回行われ、昨年は全世界で過去最高の148万人の応募があった。
 このうちサンパウロ市ではサンタクルス駅近くの私立大学UNIFAIが試験会場となり、959人が受験した。午前8時前から緊張した様子の受験生が続々と訪れ、教室に入った。試験科目は言語知識・読解(文字・語彙、文法、読解)、聴解がそれぞれ出題された。午後1時までに全ての試験が終了し、緊張から解放され、ほっとした様子で受験生たちは帰路に着いた。
 他に試験を行ったのはブラジリア、クリチバ、ポルト・アレグレ、リオデジャネイロ、サルバドール。内訳はN1が100人、N2が182人、N3が267人、N4が409人、N5が624人の計1582人。試験結果は8月25日からオンラインで確認できる。
 次回は12月1日に行われる。申し込みは8月5日から受け付ける。詳細はCBLJのホームページから。

最新記事