ブラジル産の電気自動車の夢は、再び頓挫した。自動車ブランド「レカール(Lecar)」はこの度、電気自動車開発を中止し、ハイブリッド車に焦点を絞ると発表した。創業者は、ハイブリッド技術により、30リットルのエタノールで1千km走行可能な車を提案している。しかし実現には技術的、規制的な障壁を乗り越える必要があり、一筋縄ではないと6日付CNN(1)が報じた。
かつてブラジルメーカー「グルジェル(Gurgel、1969〜94年)」は電気自動車の試作品を持っていたが、市場に出すことなく倒産。2022年設立のレカールも同じ末路を辿ることになった。