農林水産省(MAFF)の「令和6年度中南米日系農業者等との連携強化・ビジネス創出委託事業」の一環で中央開発株式会社(CKC)に委託されている「日系農業者等連携強化会議」のオンライン会議が8日午後8時に開催され、9月末から実施される「訪日研修事業」の内容が説明された。
9月末から実施される訪日研修事業は、次の3つのコース。(1)「生産性向上」研修コースには6人が参加し、9月28日から10月18日まで、日本の最新の農業技術、スマート農業、農業生産性を向上させる方法を学ぶ。(2)「循環型農業」コースには6人が参加し、10月18日から11月7日まで、日本の最新の農業技術、減農薬栽培、循環型農業の取組を学ぶ。農業展示会、農業資材企業などを訪問し、有機廃棄物堆肥化の取組などを視察し、日本の農業関係者と交流を深める。この二つの研修の応募締め切りは7月28日で8月9日までに選考が決定される。
(3)新設された「産学官交流」は11月16日から12月1日まで日本食輸入の明確なビジネスプランを有する5人が、日本企業や公的機関との商談・調査を行い、フードテックWeek東京などを視察、日本の食産業関係企業、公的機関等との交流を図る。締め切りは8月25日で、9月6日までに選考が決定される。
訪日事業「生産性向上」「循環型農業」の参加申し込みは今月28日までと迫っている。詳細はウェブサイト(https://www.nikkeiagri.jp/R6/japan-program.html)から。事業全体の詳細は中央開発株式会社のチャンネル(https://www.youtube.com/@nikkeiagrickc6322)で日本語、ポルトガル語、スペイン語で説明されている。