日本語教師ら親交深める=総領事公邸で懇親会

懇親会に参加した日本語教師ら

 在サンパウロ日本国総領事館(清水享総領事)は18日、日本語教師ら約60人を招いての懇親会をサンパウロ市の総領事公邸で行った。北はフォルタレーザ、南はフロリアノポリスの日本語教師が参加し、ブラジル日本語センター(CBLJ)日本語教師養成講座受講生や日本語教育関係者と意見交換。親交を深めるとともに日本語教育に対する知見を広げた。
 サンパウロ州教育局国際アドバイザーのシモーネ・テレス氏や、JICAブラジル事務宮崎明博所長、国際交流基金サンパウロ日本文化センター佐藤吉樹所長補佐も出席した。
 挨拶に立った清水総領事は「広く日本を知ってもらいたいと思っていますので、日本文化に関する話をする機会があれば喜んで伺うのでお声掛けください」と日本語教育への協力姿勢を示した。
 シモーネ氏は「他言語を学ぶことは大切なこと。言語学習を通して、多くの人に異文化理解を深めてほしいです」と語った。
 宮崎所長は「日本語を学習することは、日伯の友好関係をより強化することに繋がります」と話し、日本語学習のボランティア活動を行うJICA海外協力隊の取り組みを紹介した。
 CBLJの矢野崇敬理事長は「私たちは日本語教育がブラジルの為になると思っている仲間同士です。今後も日本語教育でブラジルの国際化に貢献していきましょう」と語った。
 今回の懇親会が総領事公邸で行われることになったきっかけは、清水総領事が着任した際、日本語センター職員と「日本語教育について広く意見交換が行える場を設ける必要がある」と意見が一致したところからだという。

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